原田丕展 -Landscape2020-の記録

 

期 間 2021年 4月1日~4月18日


  原田丕の新たな動植綵絵 
  宇フォーラム美術館館長 平松 朝彦

大荷田の里といえば東京都といえどもポツンと一軒家状態の山の中、小さな泉にはトウキョウサンショウウオが棲むという地域が作家の長年のモチーフである。
作家は「今年の春も勾玉型の卵は産まれる。コロナに明け暮れた2020年はトウキョウサンショウウオの目にはどのように映りだされる風景を記録していこうとの思いながらの制作の日々を過ごした。」と言う。
誰にも似ていない独特のスタイルで日本美術の「自然美,侘びさび」という常識を突き抜けて前人未踏の「滅び」の美を求めているように私には見える。