松 井 貞 文 展 の記録

 

期  間 2019年 11月7日~11月24日

沈黙の中に、深いものが息づいているのでは
なにげないもの、見捨てられているものの中に
まぶしいほどに輝くものがあるのでは 単純なもの、ちいさいもの中に 無限に豊かなものが眠っているのでは 石に耳を澄ませてたずねると 沈黙こそなによりも尊いのだというだろう。
流木にそっと触れてたずねると
見捨てられたものこそ光輝いているのだというだろう。
種子を手のひらにのせてたずねると
小さいものこそ無限の広がりがあるのだというだろう。
            (松井貞文)